種類で選ぶ

カトラリーは用途によって多種多様なものがあります。ナイフだけ見ても、テーブルナイフの他に、魚料理のときに使うフィッシュナイフやデザートナイフ、バターナイフなど用途によって種類が異なるのです。フォークに関しても、主に肉料理用として使われるテーブルフォーク以外にも、フィッシュフォークやケーキフォークなど、大きさの異なるフォークがあります。

このように、カトラリーには大変多くの種類がありますので、ご家庭ですべて揃えるのは現実的ではないかもしれません。ご家庭用のカトラリーとしては、デザートフォークとデザートナイフ、デザートスプーン、ティースプーン、そしてケーキフォークの5種類を揃えておくことで、メイン料理や前菜・デザートにも汎用的に使うことができます。

デザインで選ぶ

カトラリーのデザインには、クラシックタイプとモダンタイプがあります。クラシックタイプのカトラリーには曲線的な彫りが施されているものも多く、食卓に華やかなイメージを演出したいときにぴったりです。一方、モダンタイプのカトラリーは、どのようなデザインのお皿にも合わせられる、オールマイティーな存在です。

カトラリーは毎日使うものですので、お気に入りのデザインのものを選ぶことで、日々の食卓を彩ってくれるでしょう。

素材で選ぶ

カトラリーの素材には、ステンレスやシルバー、木製、真鍮などがあります。ステンレスはお手入れがほとんど必要なく耐久性に優れているため、一般家庭で使用されることが多い素材です。ただし、オリジナリティや風合いの点において、他の素材と比較し物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

シルバーや真鍮のカトラリーはお手入れが必要にはなりますが、シルバーが持つ高級感や、真鍮のクラシカルな風合いと使うほどに現れる経年変化は大変魅力的です。

真鍮製カトラリーの魅力

真鍮製のカトラリーには他の素材にはない柔らかい質感があり、使い込むことによって独特の味わいが出てくるのが特徴です。経年変化を楽しめる、いわゆる「育てることができる」のが真鍮製カトラリーの魅力です。

真鍮製のカトラリーを使用した後は、他の食器と同じように台所用中性洗剤で洗って水気をしっかりと拭き取りましょう。水気を取るだけでカトラリーの表面にきれいに酸化膜が張り、独特の美しい雰囲気が出てきます。ひとつとして同じものはなく、使うほどに唯一無二の風合いへ変化していく過程が楽しめるでしょう。

コノヒノ道具店のカトラリーは、カトラリー作家の樫原ヒロが「育てるカトラリー」をコンセプトにエイジングを楽しんでいただけるための素材選びをしています。お手入れをしながら使っていくうちに色調が変化していく真鍮製のカトラリーは、単なる道具ではなく、美術品に近い作品といえるでしょう。

こだわりのカトラリーを選びたい方は、ぜひ一度コノヒノ道具店の作品をご覧ください。一期一会な作品の数々は、大切な日のギフトとしても最適です。